日本のほぼ真ん中に位置する愛知県は、名古屋市や中部国際空港があり、温暖な気候と豊かな水に恵まれた地域です。
愛知県では、ミカンなどのかんきつ類に加え、カキ、ブドウ、ナシ、モモ、イチジクなど、たくさんのおいしいフルーツが栽培されており、季節ごとにさまざまなフルーツ狩りを楽しむことができます。

イチゴ

  • 旬の時期:12~5月

    愛知県のイチゴ栽培は、19世紀に始まりました。
    今では、ビニールハウスなどを利用して、冬から春にかけて、生産・出荷されており、2005年に県が育成した「ゆめのか」をはじめ、「章姫(あきひめ)」、「紅ほっぺ」、「とちおとめ」の4品種が主に栽培されています。

おいしいイチゴの選び方

  • 新紅色でツヤのあるもの
  • 表面の粒がはっきりしているもの
  • ヘタが新鮮で緑色の濃いもの
品種 特徴
ゆめのか 愛知県生まれのイチゴ、甘みと酸味のバランスがよい
章姫(あきひめ) 果皮がやわらかく酸味が少ない
紅ほっぺ ほっぺが落ちるような食味の意、甘みが強く酸味もやや強い
とちおとめ 酸味が少なく甘みが強い

ブドウ

  • 旬の時期:6~7月(ハウス栽培)、8~9月(露地栽培)

    愛知県はブドウの栽培が盛んな地。実は、大粒で紫黒色の品種「巨峰」を種なしでつくる技術を確立したのも愛知県です。 近年は、透きとおるような薄緑の「シャインマスカット」、鮮やかな紅色の「クイーンニーナ」といった色とりどりのブドウも栽培されており、味覚に加えて私たちの目も楽しませてくれます。

おいしいブドウの選び方

  • 軸が太く青いもの
  • 白い粉(果粉)がまんべんなくついているもの
品種 特徴
巨峰 紫黒色でしまりがある果肉は甘味が強く果汁も豊富
シャインマスカット 薄緑色で糖度が20度前後と高く酸味は少なめで皮が薄いため皮ごと食べられるのが特徴
クインニーナ 鮮紅色で酸味が少なく甘みが強い

ミカン

  • 旬の時期:6~9月(ハウス栽培)、11~1月(露地栽培)

    愛知県には、初夏から秋に収穫されるハウス栽培のミカンと、秋から冬に収穫される露地栽培のミカンがあります。
    ハウスミカンはハウス内で暖房しながら育てることで、初夏から収穫できます。蒲郡(がまごおり)市の「蒲郡温室みかん」、美浜町の「みはまっこ」などは国内でも有名です。露地で栽培されたみかんに比べて、果皮が薄くて果肉が軟らかく、その上、糖度が高く酸味とのバランスも絶妙です。

おいしいミカンの選び方

  • 果皮にツヤと張りがあり、オレンジ色になっているもの
  • 果皮がやわらかく、しっとりとした感じのもの

メロン

  • 旬の時期:6~8月

    愛知県での温室メロン栽培は、19世紀頃、東三河(ひがしみかわ)地域で試作が始まりました。その後、施設園芸の普及とともに栽培が拡大し、現在では東三河地域を中心に全国有数の産地が形成されています。
    温室メロンの代表である「アールスメロン」はメロンの王様と呼ばれ、徹底した栽培管理のもと1株に1果のみを育てます。また、露地メロンも「タカミ」や「イエローキング」など、消費者に好まれるジューシーな品種が生産されています。

おいしいメロンの選び方

  • ネットにムラがなく美しいもの(ネット系メロン)
  • 果皮の色が鮮明でツヤがあるもの(ノーネット系メロン)
  • 香りが強くなり、尻部を指で押してやわらかく感じるようになったら食べ頃です
品種 特徴
アールスメロン 別名「マスクメロン」、香りが高くみずみずしくてなめらかな舌ざわりと上品な甘さを持つ
タカミ 果肉はきれいな黄緑色で果汁を豊富に含んでおり口当たりがなめらか
イエローキング ノーネット系で果皮は黄色、果汁は豊富でさっぱりとした甘さを持つ

カキ

  • 旬の時期:9~10月(筆柿)、10~11月(次郎柿)

    日本の秋を代表するフルーツとして、カキは古くから栽培されており、7~8世紀頃に書かれた日本の古典「古事記」や「万葉集」などにも登場します。また、ヨーロッパなど海外でも「KAKI」の呼び名で通っています。
    愛知県のカキは、栽培面積が全国第6位で、主産地は豊橋市です。中心となる品種は「次郎柿」で、幸田町では、形が筆の穂に似ていることから名づけられた「筆柿」が栽培され、町の特産となっています。

おいしいカキの選び方

  • ヘタのところまで果皮全体に赤みがかってツヤとハリのあるもの
  • ヘタが鮮やかな緑色をしていてヘタと実の間にすき間のないもの
  • 果実に重量感があるもの
品種 特徴
次郎柿 コクのある甘みとしっかりとした歯ごたえが特徴
筆柿 小さいがコクと甘みがあり形が筆の穂に似ている

イチジク

  • 旬の時期:5~7月(ハウス栽培)、8~10月(露地栽培)

    イチジクは聖書にも登場するように、古くから人々に親しまれているフルーツです。 愛知県内では1965年以降にイチジク栽培が本格化し、現在では、日本一のイチジク産地となりました。 甘くて独特のうま味のあるイチジクは、食物繊維をはじめビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルを多く含み、美容と健康に良いと言われています。

おいしいイチジクの選び方

  • 赤紫色で光沢のあるもの
  • 果頂部の割れが大きすぎないもの
  • ふっくらして果肉が固すぎないもの

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