愛知のおいしい食べ物を満喫♪ 野菜やフルーツの収穫体験、食事、ショッピングにオススメのスポット【冬】

  • イチゴ
  • トマト

愛知県で農畜産物を味わう外国人向けツアー第2弾が行われました。今回訪れたのは、三河湾に面する愛知県西部の碧南(へきなん)市と中部国際空港セントレア近郊にある常滑(とこなめ)市。

参加者は、来日して1年半~3年ほどの親子6組です。出身国はブラジルや中国、インドネシア、フィリピン、ベトナムとさまざま。

2月上旬、真冬の晴れた日に行われた野菜やフルーツの収穫体験、食事やショッピングの様子をレポートします。

碧南のオススメスポット あおいパーク
ニンジン収穫とミニトマト狩り、産直マーケットでのショッピングを満喫しよう!


あおいパーク外観

碧南市の南部にあるあおいパークは、農業に関する体験ができる交流施設。畑での収穫体験ができる「もぎとり体験農園」や、朝に採れたばかりの農家直送の野菜が並ぶ産直マーケット「もぎたて広場」、ハーブ風呂、鑑賞用の温室があり、一日遊んでいても飽きません。


へきなん美人

今日のお目当ては、甘くておいしいニンジンの品種「へきなん美人」。

鮮やかな紅色の「へきなん美人」は、ニンジン独特の臭みが少ない上、食感が良く甘みがあるのが特徴。サラダやジュースにするとおいしいです。冬の寒い時期は甘みが増すため、煮物に使うと味わいが深まります。収穫時期は11月中旬から3月上旬まで。


参加者たち

あおいパークでは、収穫体験は事前予約が要らないため、地元の人が気軽に来てニンジンや大根を採っていくそうです。ニンジンの場合、4本税込150円で収穫体験ができます。

今回のツアーでは、職員さんがまずお手本を見せてくれました。「やり方は簡単。抜くニンジンを決めたら、畝(うね)から出ているニンジンの葉の根元を持って軽く引き抜くだけです」。
ニンジンは土に埋まっているため、抜くまで形や大きさはわかりません。「どれにしようかな。あ!短かった…」「見て~こんなに大きい!」楽しそうな声が畑に響きわたります。

ニンジン畑は砂地のため、靴が汚れることもなく収穫体験を楽しめました。


ミニトマト

続いて「ミニトマト狩り」を体験しました。こちらは税込300円で30分間食べ放題(持ち帰り不可)。あおいパークで栽培されているのは、赤いミニトマトの品種「千果(ちか)」と黄色い「イエローミミ」です。

「あおいパークは海から近いため、土壌にミネラル分が豊富です。さらに、潮風がトマトを甘くします。同じ種から育てても、碧南市の北部ではこれほどおいしくなりません」。職員はこのように説明してくれました。


(左上・下)インドネシア人やベトナム人の参加者/(右)ジューサーでニンジンを絞る

インドネシア出身の参加者は「ウチの子、普段トマトはあまり好きじゃないけど、今日は食べてるわ」と嬉しそうに微笑みました。

ミニトマト狩り体験が終わった後は、ニンジンジュースを試飲しました。「甘くておいしい!」と感想を述べたのはベトナムの参加者。「本当にニンジン絞っただけなの?お砂糖などを入れてないの?」

この質問に対して、職員が絞るところを実演してくれました。ニンジンの皮をむいてジューサーへ入れると、すぐにジュースとなって出てきます。


(左)大量のニンジンが入って1袋400円(税込)/(右)もぎたて広場

それから、産直マーケット「もぎたて広場」でショッピングしました。先ほど収穫体験したニンジン「へきなん美人」が、大きな袋に入って売られています。参加者たちはここで地元野菜などを買いました。

あおいパーク
住所:〒447-0825 愛知県碧南市江口町3-15-3
電話番号:0566‐43‐0511
営業時間:9~17時
あおいパークの詳細は、こちらもご覧ください:
https://japan-gastrotourism-and-trade.com/fruits/2017/03/23/456/

常滑のオススメスポット サンセットウォーカーヒル&ネイバーフッド
眺めの良い農家レストランで地元食材を使ったランチを味わおう!


サンセットウォーカーヒル

伊勢湾に面した小高い丘に佇む「サンセットウォーカーヒル」。常滑市にある総合観光農園「オレゴンファーム」の敷地内にあるレストランです。

建物は、木をベースにしたカントリー風。愛知県知多半島で作られている肉や米、卵、野菜、フルーツを使ったアメリカスタイルのコース料理を楽しめます。


(左上)ステーキランチ(税込3,132円)/(右上)地元野菜を使った手作りドレッシングサラダ/(左下)「お肉おいしい!」と喜ぶベトナムの参加者/(右下)インドネシアのムスリムの親子には牛肉の代わりにいちごバーガーを提供

今回、参加者たちは和牛国産ブランド「知多牛」をぶ厚いステーキで味わえる「ステーキランチ」をいただきました。

前菜は、オリジナルドレッシングを付けた新鮮な野菜サラダ。スープは、タマネギとキャベツ、大根、ニンジン、牛肉のダシが溶け込んでおり、野菜の甘みと旨味たっぷりです。


ワイナリーツアーの様子

食後は、レストランの隣にあるワイナリー「ネイバーフッド」を農園主に案内してもらいました。ここでは、オレゴンファームの敷地内で栽培したぶどうでワインを醸造しています。

サンセットウォーカーヒル&ネイバーフッド
住所:〒479-0003 愛知県常滑市金山上白田130
電話番号:0569-47-9478
営業時間:11~22時
※見学は予約制

常滑のオススメスポット オレゴンファーム
“イチゴ狩り”で甘くておいしいイチゴを食べよう!

続いて、サンセットウォーカーヒルと同じ敷地内にあるオレゴンファームへ向かいました。


イチゴ園

オレゴンファームは、イチゴやブルーベリー、ワイン用のブドウを育てている観光農園。この日は、甘さと酸味のバランスがいい人気品種「章姫(あきひめ)」のイチゴ狩りを体験しました。

知多半島は冬から春にかけて晴天が多く、安定した日照時間が得られるため糖度の高いイチゴができます。ハウス内は音楽が流れており、イチゴも気持ちよく育っているようです。


イチゴ狩りを楽しむインドネシア人の参加者

イチゴ狩りは60分食べ放題で大人が税込2,000円、子どもは税込1,700円です。イチゴの味付けには練乳が無料でもらえる上、100円を追加で払えば11種のトッピングソースも楽しめます。組み合わせてオリジナルの味を作り出すこともできますよ。

敷地内には直売所もあり、お土産のイチゴを買うこともできます。

オレゴンファーム
住所:〒479-0857 愛知県常滑市榎戸午新田213
電話番号:0569-89-2613
営業時間:9~16時
イチゴ狩りの期間:12月中旬~5月下旬
オレゴンファームの詳細は、こちらもご覧ください:
https://japan-gastrotourism-and-trade.com/fruits/2019/02/04/3288/

おいしいものをいっぱい食べて笑顔になった一日でした。愛知で暮らす参加者たちは皆、「愛知の野菜やフルーツは甘くておいしい!」と語ります。ぜひより多くの方に“もぎたて”の新鮮野菜やフルーツを食べに来てほしいですね!