ジューシーな味わいと甘い香りが魅力の東北のモモ〜人気の品種・シーズンなど~

東北地方に多いモモの名産地

やさしいピンク色と甘い香り。口に含めば、ジュワっと果汁が広がる日本のモモは、大ぶりで糖度の高い逸品です。

モモは水はけのよい土地を好みます。特に日本の東北地方にある福島県や山形県でつくられるモモは、涼しい気候などが生み出す甘さが特徴です。

ジューシーな味わいの白桃とマンゴーのような香りの黄桃

モモの品種は、大きく分けると、果皮がピンク色で果肉が白い「白桃」と、果皮と果肉がマンゴーのように黄色い「黄桃」の2種類があります。

白桃はジューシーで甘味が強いのが特徴。生食に適しています。

黄桃は果肉がやや固めで、主に缶詰といった加工用に栽培されています。ただし、最近ではマンゴーのような香りと食感を生食で楽しめる改良品種があります。

モモの収穫時期:6~9月

品種によって異なりますが、主に6月から9月にかけて収穫されます。特に7~8月は、多くの品種が出荷される旬となります。

人気の品種:あかつき、白鳳、黄金

さまざまな品種があるモモですが、白桃として多く出回っているのが「あかつき」や「白鳳」などです。

「あかつき」は、福島県で多く生産されているモモ。糖度が高くジューシー、果肉はしっかりとした歯ごたえもあります。華やかな香りに、芳醇な甘味とさわやかな酸味があり、バランスのよい味わいの品種です。

「白鳳」は果実はやや大きめで、甘くてジューシー。酸味はあまりなく、果肉はやわらかくとろけるような口当たりが特徴です。


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他方で、黄桃を代表する品種「黄金」は、マンゴーやパイナップルのような芳香が特徴。甘味と酸味のバランスがよく濃厚な味わいのモモです。

モモは収穫後すぐ食べるのがオススメ

果肉がやわらかくデリケートなモモは、収穫後すぐに食べるのがオススメ。観光農園なら、木になったまま食べ頃まで熟した1番おいしい状態のモモを食べることができますよ。